こんにちは。TKDです。
ギガが足りないと感じたことありませんか。
そのような方にUQmobileが新プランを打ち出しました。
筆者はワイモバイル、楽天モバイル、ビックローブモバイル、IIJMIOを現在運用していて、以前はキャリアも使っていたのでキャリアからサブブランド、MVNOのそれぞれの良さを理解しています。
UQ mobileとは?
KDDIのグループ企業で最大のライバルはワイモバイルです。値段的にはほぼ等しいサービスを展開してきました。
KDDIのサブブランドとしてサービスを展開していて、全国で利用できます。料金やサービスの位置づけとしましては、MVNOより高く、キャリアよりは低いです。
通信品質はau(KDDI)の回線設備を利用しており、au系で購入したスマホに最適なサービスを提供しています。
KDDIのグループ会社にビックローブモバイルもありますが、UQmobileとしてはスマホとセットで販売することに力を注いでいて、ビックローブモバイルはSIM販売に注力した形式をとっています。
料金プランは?
いままでは3プラン展開でしたが、2プランに絞り展開することになりました。S・Rプランとして展開しています。それぞれ見ていきましょう。
プランS | プランR | |
月額料金 | 1980円/月+税 | 2980円/月+税 |
UQ家族割適応時 | 1480円/月+税 | 2480円/月+税 |
基本データ容量 | 3GB/月 | 10GB/月 |
節約モードの最大通信速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps |
データ繰り越し | 可能 | 可能 |
通話料 | 20円/30秒 | 20円/30秒 |
SMS | 3円/通(70字以内) | 3円/通(70字以内) |
契約解除料 | 無料 | 無料 |
プラン変更 | Rに変更可能 | Sに変更可能 |
2つの基本プランに通話オプションをつけることができます。
通話オプションには3つのプランが用意されています。
各種オプション | 料金 |
24時間かけ放題 | 1700円/月+税 |
10分かけ放題 | 700円/月+税 |
最大60分通話放題 | 500円/月+税 |
通話オプションに加入し、「au ID」の登録で
スマホプランSでは月間容量が4GBに、プランRでは12GBまで高速通信が利用できます。
テザリングも無料でできます。
UQ mobileの通信速度は?
私自身UQ mobileを利用したことがないのですが、同じサブブランドの私が使うワイモバイルと同等以上とされています。結論から言うと、問題なく十分に使えると考えられます。
通信速度に関してですが、住んでいる場所や時間で違います。
通信エリアですが、au回線を利用しているため電波の届きにくいところも対策されていると思います。
時間帯変化ですが、混雑時間に多少低下するようです。ワイモバイルでも同様の結果を示してますが、Webサイトを利用していて遅くなったとは感じません。
Webサイトの中には通信速度毎時間発表していたりある程度の傾向はわかりますが、その結果を自分に当てはめるのは意味がないと思います。測定環境や場所の影響が大きく意味がないからです。
また、メインの使用が検索でしたら通信速度は最低1Mbps、10Mbps程度あれば十分です。私自身世界最速レベルのNuro光(数百Mbps)とIIJMIO(1~30Mbps前後)の回線に接続して2台のスマホで見比べたことがあります。
たしかに僅かな差はありますが言われないと気づきません。
5人中4人は速くなったと答え、1人は変わらないと言いました。IIJMIOはお客様満足度80%なのでしょうか・・・
これが現実でWebサイトを見ている分には差は分かりません。端末の機能や環境への依存の方が大きいです。
実際に携帯会社を決めるときは、宣伝される通信速度よりも自分がどのような用途に主に使うのかを考え、自分に合うサービスを提供している会社にしましょう。
注目のプランRとは?
今回のプラン改正の最大の焦点はプランRの誕生です。10GBの高速通信を使い終わっても、1Mbps以下の速度で容量制限が撤廃されました。
1Mpbsと言えば、楽天モバイルですよね。au回線が1Mbps以下の状態で使い放題です。このため、YouTubeが標準画質程度であれば見放題で、ビックローブモバイルのエンタメフリーより安定しているサービスです。
つまり、プランRは楽天モバイルへの対抗措置です。Rはregularの略ではなくrakutenの略なのでしょうか。
1Mbpsで何ができるのかまとめた記事があります。確認ください。
UQ mobile自体のデメリットは?
数少ないですがデメリットを紹介します。
- 対応端末
一部の端末ではau回線に対応していません。公式サイトでしっかり確認する必要があります。不安な方はこちらを確認してください。
- 付属サービスが弱い
auの経済圏にいることで得られるメリットが少なくインパクトが小さい。ライバルであるワイモバイルであれば、決済サービスpaypayの優遇サービスがワイモバイルユーザーには適応されます。また、ヤフーショッピングでも無料でプレミアム会員になれ、その特典やエンジョイパック(実質無料)の特典で常時10%以上の還元をしています。これに比べUQ mobileで得られるメリットは少ないと感じました。これからauが力を入れていく分野ですので期待したいです。
UQ vs 楽天 UQのメリットは?
楽天モバイルに比べてUQ mobileのメリットを紹介します。楽天モバイルのことを詳しく知らない方はこちらの記事をどうぞ。
- 対応端末
au回線に対応している端末であればUQ mobileは利用できます。楽天モバイルは対応端末が限られ、多くの人が新たに買う必要があります。
- 高速通信容量
高速通信容量が楽天モバイルは5GBですが、プランRでは倍の10GBになります。5GBでは物足りない人は多いですよね。
UQ vs 楽天 UQのデメリットは?
次に楽天モバイルに比べてUQ mobileのデメリットを紹介します。
- 電話料金
電話料金ですが、楽天モバイルでは楽天LINKを使えば一部の番号を除きかけ放題です。一方UQ mobileでは1700円/月のオプションに加入しないとできません。電話を頻繁に使う人は楽天モバイルの方がよいと思います。高速通信容量に不安な方は、格安SIMで容量をデータSIMを契約することをオススメします。
楽天LINKを実際に使用した感想をまとめています。楽天LINKを知りたい人は下記の記事を参照ください。
- 楽天回線内使い放題
楽天回線内高速通信使い放題についてです。5月現在大都市中心のエリア展開ですが、2021年3月にはカバー率を70%まで引き上げる計画です。つまり、自宅などがエリア内に入ると楽天モバイルの優位性が現れます。
楽天モバイルは現時点でプラチナバンドを所持していなく、室内などでは電波が届きにくいことがあると聞いています。簡単に自宅の電波状況を確認できる方法を載せていますので確認ください。
いかがでしたか、両者一長一短ですよね。
2社の選び方は?
サービス面と料金面で考えていきます。
- サービス面
楽天回線内で電波がつかめる方は、楽天モバイルで決まりだと思います。1年間無料であるため、UQ mobileに 2980円(税抜き)×12ヵ月払うのであれば、対応端末の購入に充てた方が賢明だと思います。エリア内であれば、通信容量・電話の面で完全に楽天が上回っています。また、頻繁に電話をかける人も楽天モバイルに決定だと思います。
楽天エリア外で電話をたくさん使わない人はUQ mobileをオススメします。
- 料金面
単純な月額料金はどちらも同じですが、UQ mobileでは家族割があり、500円引きになります。つまりUQ mobileの方が安くなります。楽天モバイルは1年間無料ではありますが、多くの人で対応端末を購入する必要があります。機種によって端末代を含めて検討する必要がありそうです。
楽天モバイルでオススメする機種について書いてます。私自身実際に使っています。
今後の展開は?
au系列が楽天モバイルに対抗するためにサブブランドであるUQ mobileを使いました。つまり楽天モバイルはMNOではあるが、対抗するのはMNOのブランドではなくサブブランドでした。
このことから3大キャリアは今後も値下げする予定はないと思います。一方、UQ mobileのプランRの導入からユーザーのすみわけがさらに明確になったと思います。
キャリア名 |
対象ユーザー |
3大キャリア |
高画質動画配信サービスなど無制限に近い通信容量を求める客・決済サービス等での優遇 |
サブブランド |
電話・通信などバランス型を求め、ある程度通信し放題をもとめる客・キャリアのサービスも使える。 |
格安SIM |
最低限のサービスで最安値を求める客 |
決済サービス、金融サービスやネットショッピングなどの融合、そして利便性がどこまで高くなるかでキャリアは勝負することになっていくと思います。
コメント