この記事は購入する区間が決まった人向けの最安値航空券の見つけ方を紹介する記事です。経由地や出発・到着空港を変更できる可能性がある方は参考記事をぜひ読んでください。
旅行の出費の大部分が飛行機代であることは珍しくないと思います。つまり旅費を少しでも安くするのに効果的であるのは、飛行機代であるのです。特に物価が安い国に行くほど、飛行機代が占める割合は大きくなります。
これは私が4泊5日のカンボジア旅行に行った時の支出の内訳です。
飛行機代:約31000円(62%)
ホテル代:約4000円(8%)
観光費 :約7000円(14%)
食費 :約3000円(6%)
ビザ代 :約3000円 (6%)
移動費 :約2000円 (4%)
総額 500000円
3日前にカンボジアに行くことを決めたわりには安く行けたかと考えます。この時は直前であったため航空券代を安くする手段が限られていたこともありましたが、旅費に占める割合は62%となります。
このように飛行機代というのはどうしても高くなってしまいます。そんな悩みに答えるサイトがあります。スカイスキャナーです。日本語対応で取扱う旅行会社、航空券の豊富さでスカイスキャナーを1番オススメします。スカイスキャナーとは分かりやすく言えば、価格ドットコムという最安値で商品を探せるサイトがあります。この航空券版と考えてください!!裏技も紹介します。
1:スカイスキャナーとは
エクスペディア、trip.com、スカイチケット、エアトリなどと何が違うのかと思った方も多いと思います。これらの会所は旅行代理店といい、航空会社が販売している航空券を、航空会社の代わりにお客様に売るという商売をしています。
航空会社と旅行代理店とお客様の関係図
スカイスキャナーは、旅行代理店A社、B社、C社・・・が販売している航空券の価格と航空会社自身の価格を一斉に比較してくれるのです。つまり、簡単に最安値に近い価格で購入できるのです。
2:旅行代理店から直接買うのではいけないの?
このような話をききますと、スカイスキャナーで検索するのではなく安いや有名と思われる旅行代理店から直接買うのでいけないのかと思いませんか。
そのような疑問に答えるため、旅行代理店のビジネスモデルを見ていきましょう。
旅行代理店の収入は主に、航空会社が定めるものとは別のキャンセル料・変更手数料・取扱い手数料、そして航空会社からのキックバックがあります。赤字で記載されている物は、航空会社のサイトから直接購入する場合必要のない支出になります。
スカイスキャナーから購入することで1円でも安くするために、取扱い手数料が無料などとなる場合があるのです。実際の例を見ていきます。2020年8月14日日本航空羽田13:30→新千歳15:05で検索
スカイスキャナーでの価格:17860円 日本航空公式サイトでの価格:17860円
スカイチケットでの価格:18960円
このように旅行代理店で直接購入するのが1番損しています。
この場合、航空会社から直接購入するのと、スカイチケットを通してスカイチケットで購入することが最安値ということになります。
スカイチケット、スカイスキャナーややこしいですね。
3:旅行代理店と航空会社で直接買うのどちらが良い?
スカイスキャナーで購入することで取扱い手数料を無料にすることができるのは分かったけど、旅行代理店と航空会社、どちらで買うのがよいか紹介します。
パターン1 旅行代理店がクーポンを配布している
旅行代理店で定期的にクーポンが配布されている場合があります。この場合は私は旅行代理店を通して購入することにしています。
しかし、一部の旅行代理店では、スカイスキャナーを通り旅行代理店のサイトにとんだ場合クーポンが使えない場合があります。また、フライトまでの日が長い場合は、キャンセルや変更が生じる場合があります。この場合は、飛行機を使う目的をしっかり考えます。ただの旅行であるのか、卒業旅行であるのか、出張であるのか、フライト日程の変更が生じる可能性がある事柄があっても予定通り飛行機を利用する可能性をしっかり考えます。
パターン2 日程変更が生じる可能性がある
この場合は飛行機を予約しないのが1番ですが、購入する必要性がある場合は航空会社から直接予約した場合の方がキャンセル料や変更手数料が安い場合が多いです。
パターン3 国際線(特に経由便及びフライトまで時間がある場合)
よく外資系の航空会社であるのですが、突然大幅なフライト変更の要請やフライトキャンセルをされることがあります。フライトまでの期間が長いほどその確率が高くなります。フライト変更が原因で旅行をキャンセルするなどとてももったいないです。この場合は航空会社で直接購入することをオススメします。
なぜなら、多くのエアラインは、ワンワールド、スカイチーム、スターアライアンス―というグループに属していて、このグループ同士の会社で協力することをしているからです。予約クラスによっても対応は変わりますが、イレギュラーが発生した場合振替先は自社便であることが多いです。
一方、対応ができないもしくは要望があった場合同じアライアンスの航空会社で条件がなるべく変わらない航空便を提示してくれることがあります。
全ての旅行代理店でこの要望を航空会社にしてくれないことはないですが、会社によって同一航空会社、同一区間でしか対応しないと、おそらく人件費削減の観点からそのようにしている会社もあります。フライト変更はやむを得ないですが、航空会社はなるべく要望をかなえてくれるよう規則の中で努力してくれます。
パターン4:外国の国内線を別途購入する場合
このようなケースの場合、その航空会社は日本語対応窓口をもっていないことが考えられます。この場合旅行代理店がキャンセルや変更手続き、サポート等をしてくれたほうが心強いと思います。自分で海外のコールセンターにかけて対応できる場合は自分自身で申し込んでも大丈夫だと思います。
4:裏技公開 ちょっとひと手間でさらにお安く
1:為替を味方にする
一部の旅行会社や航空会社でのみできますが、他国のお金で決済することで為替の力で安くなる時があります。しかし、クレジットカードの決済手数料が日本円決済と比べてかかりますのでしっかり計算することが必要です。
2:海外の旅行代理店の利用
これは為替だけではなく利用している国を変えることで、より航空券を安く販売している会社を探すことで最安値の航空券を獲得する方法です。しかし、サイトが日本語に対応していないだけではなく、トラブル発生時現地の言葉で対応する必要がでてきます。
3:スカイスキャナーを通さない?!!
スカイスキャナーに掲載されているリンクを通って購入するのではなく、最安値付近の旅行代理店のホームページに直接いき、お求めの航空券を探し購入する方法です。国際線の場合特に使えることが多い方法でかつtrip.comなど外国の旅行代理店の場合で時々起きる現象です。
trip.comの中でも全ての航空券で起きてる現象ではなく、一部の航空券でのみ起きます。スカイスキャナーを通じて購入された航空券に対して、いくらか旅行代理店がおそらく掲載料みたいな形で支払う分が安くなって利用者に還元されているものと考えています。
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